「アカデミック美術の巨匠」ウィリアム・アドルフ・ブグロー(William-Adolphe Bouguereau)の絵画

ウィリアム・アドルフ・ブグロー(William Adolphe Bouguereau, 1825年11月30日 — 1905年8月19日)は、フランスのアカデミズム絵画を代表する画家。
ブグローは新古典主義から継承されたアカデミックな写実技法で神話や天使、少女などに題材をとした絵画を数多く残している。甘美で官能的な若い女性の裸体画、可憐な子どもの画でもっとも知られる。
1825年11月30日、フランス西部ラ・ロシェルの商人の家庭に生まれ。1846年に国立美術学校エコール・デ・ボザールに入学。そこでアカデミック美術を学んでいた。
1850年にはローマ賞を受賞した。その後、国費留学生としてイタリアに4年間滞在した。イタリアでルネサンスの巨匠たちの傑作やギリシャ、ローマなどの古典主義美術を直接学ぶことができた。
1876年には美術アカデミー終身会員となり、1885年に名誉勲章を受賞し、1888年にエコール・デ・ボザールの教授に就任する。
1905年8月19日、ブグローは心臓病で亡くなった。享年79歳。